Apple Watchで特別なリングを完成させよう
- 藤崎 翔太
- 1 日前
- 読了時間: 4分

4月24日にアクティビティリングを完成させるとグローバルデーの限定版バッジを獲得できる
アクティブに過ごし続けることが、いかにより健康的な生活につながるかを強調するため、4月24日にすべてのApple Watchユーザーはアクティビティリングを完成させることで、特別な「リングを完成させよう」グローバルデー限定バッジと、メッセージで使用できるアニメーションステッカーを獲得できる。
4月24日は「リングを完成させよう」グローバルデー
4月24日、Apple Watchのユーザーは、好きなことをしたり、さらなる高みを目指したり、新しいことに挑戦したりして、何をしたかを「#CloseYourRings」のハッシュタグをつけて共有するよう促される。3つのアクティビティリングをすべて完成させたユーザーは、限定版バッジに加えて、メッセージで使用できる10個のアニメーションステッカーと1つのアニメーションバッジを獲得できる。

加えて獲得できるメッセージで使える10個のアニメーションステッカー

Apple Watchのアクティビティと健康に関する研究
Apple Heart and Movement Studyの14万人を超える参加者から提供されたデータを新たに分析したところ、アクティビティリングを完成させることと、睡眠、心臓の健康、心の健康状態との間に有用な相関が認められた。



また、アクティビティリングを完成させる頻度が低い人々と比較すると、ほとんど毎日リングを完成させている人々は、睡眠の質が悪くなる(夜間に頻繁に目が覚める)可能性が48パーセント低く、安静時心拍数のレベルが上昇する可能性も73パーセント低くなるとのこと。

Apple Watchのアクティビティとヘルスケア
APple Watchは、ユーザーが消費したアクティブカロリー、活発にアクティビティを実施した時間、少なくとも1分間立ち上がった時間数について、個人の毎日のゴールを達成し、ムーブ、エクササイズ、スタンドの3つのアクティビティリングを完成させるようユーザーに促す。
さらに、ユーザーはライフスタイルに合わせてゴールをカスタマイズでき、曜日ごとに設定することも可能である。休みが必要な場合は、アクティビティリングを一時停止することもできる。
アクティビティリングは、モチベーションを保ち、フィットネスおよび健康に関する情報とユーザーとの間にある障壁を取り除き、実用的な洞察をもたらす多くのApple Watchの機能のひとつにすぎない。ユーザーはほかにも以下のようなことができる。
ランニング、サイクリング、スイミング、ハイキングなどのための先進的な計測方法を備えたワークアウトアプリを使用し、検証されたカスタムの心拍数およびカロリーのアルゴリズムによって、さまざまなワークアウトを記録できる。
アクティビティチャレンジや共有を通じてモチベーションを維持したり、週ごとの概要やトレンドによって進捗状況を注視したり、トレーニングの負荷、心肺機能の状態、心拍数回復などの重要なフィットネス測定値をモニタリングしたりできる。
睡眠を記録する、心臓の健康に関する詳しい情報を得る、月経周期を記録する、服薬を管理する、環境騒音レベルをモニタリングするといったことも可能である。
Apple Watchのアクティビティアプリとワークアウトアプリは、科学的根拠にもとづき、正確性を重視した厳格な基準で設計されている。心拍数や消費カロリーなどは、大規模な研究データを活用した機械学習モデルにより測定・推定されている。これらの機能は、ユーザーのプライバシーを重視して設計されており、個人データは暗号化され、安全に管理されるとのこと。
Apple Watchに限らず、スマートウォッチが取得する情報は非常にプライバシーな情報が含まれる。今後、AIとの連携によってプライバシー面の話は、ますます重要になってくる。
以下の通り、このプライバシーという観点では、Appleは他社に比べて有利といえる可能性が高い。
デバイス上での処理(オンデバイス処理)
Apple Intelligenceは、多くの処理をiPhoneやApple Watchなどのローカルデバイス上で行う方針である。これにより、データを外部サーバーに送信することなく、AIによる分析が可能となる。
たとえば、健康データの要約やリマインドの提案、傾向分析なども、将来的にデバイス上で実行される可能性が高い。
暗号化と匿名化の徹底
Appleは、健康データをエンドツーエンドで暗号化しており、ユーザー以外がその内容を読むことはできない。iCloudに保存される場合も、Apple自身が解読できない形で管理される。
「プライベート・クラウド・コンピューティング」
Apple Intelligenceの一部はサーバー側でも動作するが、それもApple独自設計のサーバー環境(Apple Siliconで構築されたもの)で処理される。ユーザーのデータが外部と共有されることはない設計となっている。