Samsungの特許申請から読み解くディスプレイ巻取り式スマートフォン
- 藤崎 翔太
- 16 時間前
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Samsung社によるデザインパテントにはディスプレイ巻取り式スマートフォンに関するヒントが含まれている
アメリカ合衆国の特許商標庁、USPTO(United States Patent and Trademark Office)で公開されている、Samsung社が4月15日付けで取得した特許(米国特許 D1070801)は、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)に関する意匠特許(デザインパテント)である。
意匠特許(デザインパテント)は、発明の機能ではなく「製品の外観」や「装飾的要素」を保護するものであり、本特許の請求項は、図面に示されたGUIのデザインについて述べている。
この特許では、ディスプレイ巻取り式スマートフォンに関する記載は一切見られないが、以下の点から巻取り式デバイスを想定していると考えられる。
GUIの状態が変化することが強調されている点
スマートフォンのフレームや本体構造は特許の対象とされていない点
Samsung社は、過去にも巻取り式ディスプレイを備えたスマートフォンに関する複数の特許を取得しており、その設計や機能の詳細も明らかになっている。Apple社による折りたたみiPhone発売の噂や、中国メーカーとの折りたたみスマートフォン競争の激化などにより、追われる立場となっているSamsung社が、再び新たな機構を備えたスマートフォンを投入する時期は近いと考えられる。