NTTデータ、OpenAIと戦略的提携
- 桜井 未来
- 3 日前
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ChatGPT Enterpriseを日本初導入
4月24日、株式会社NTTデータグループは、米OpenAIとのグローバルを対象とした戦略的提携の開始を発表した。これにより、同社は5月1日より「ChatGPT Enterprise」の日本初となる販売代理店としての展開を開始する。
初年度は大手企業100社を対象に、ユースケース創出支援やワークショップを含む「OpenAIアクセラレーションプログラム」を展開。顧客企業の現場で実際に活用される生成AIのシナリオを迅速に実装し、AI活用を企業文化として根付かせることを目指す。
この提携を通じて、NTTデータは「ChatGPT Enterprise」を法人向けに提供し、安全性・セキュリティに配慮したAIの利活用を支援する。特に、金融、製造、流通、ヘルスケア、公共分野といった、複雑な業務要件を持つ業界に向けて、業務・業種特化型のAIエージェントの提供を開始する。
また、社内に「OpenAI Center of Excellence(CoE)」を新設し、生成AIの導入・活用に特化したコンサルタントを育成。導入から運用までを一貫して支援する体制の構築を進める。
今回の戦略的提携について、NTTデータ代表取締役社長 佐々木裕氏は、次のようにコメントしている。
「生成AIは、企業活動の在り方そのものを根本から変革する力を秘めています。このたびのOpenAIとの戦略的コラボレーションにより、最先端の生成AIモデルを活用した革新的なソリューションをお客さまに提供できることを大変うれしく思います。NTTデータグループが誇るグローバルなシステムインテグレーションのノウハウと、OpenAIが持つ世界最先端のAI技術の融合によって、お客さまのビジネス変革を一層加速させ、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。ぜひ両社の協業がもたらす新たな価値創造にご期待ください。」
OpenAI Japan代表執行役社長の長﨑忠雄氏も、以下のように述べている。
「OpenAIは、最先端の技術を通じて、誰もが安全かつ使いやすく、生産性向上に貢献するAIの提供を目指しています。NTTデータグループによるChatGPT EnterpriseおよびOpenAI APIの導入は、国内外を見据えた大規模な業務変革の取り組みであり、当社としても深く共感しております。今回の導入を契機に、生成AIの活用がさらに広がり、業務の効率化や新たなイノベーションの創出につながるよう、今後も連携を一層深めながら、日本企業におけるAI活用の未来を共に切り拓いてまいります。」
両社のパートナーシップがもたらすインパクトへ期待が集まっている。
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株式会社NTTデータグループ ニュース